青春はいつまで続くか 2015 12 20

書名 音速の鷲
著者 小森 陽一  集英社文庫

 この小説のあらすじは、
主人公がウイングマーク取得後、
宮崎県新田原基地で、
F-15イーグル戦闘機の飛行訓練を始めて、
厳しい訓練だけでなく、
精神的な苦悩を克服しながら、
「青年」から「卒業」していく様子を描いたものです。
 20代前半という年齢では、
まだまだ「自我」というものが固まってなく、
友人や異性の影響を受けやすく、
また、先輩からの影響もあるでしょう。
さらに、職場環境から受ける影響もあるでしょう。
 こうして、いろいろな影響を受けながらも、
「自己」を確立していくのが、20代前半と言えるでしょう。
 こうした自己確立の時代は、
青年、いや青春が続いていると言えるでしょう。
 30代になると、「自己」や「自我」というものが固まってきて、
「これが自分である」というものができてきます。
 こうなってくると、友人や異性、先輩から「刺激」を受けても、
「自己」や「自我」が、ぐらつくことはないでしょう。
 精神的には、「青年」が終わって、
「安定(成人)」の時代に入ったと言えるでしょう。
 しかしながら、結婚は、20代で結婚すべきでしょう。
20代では、まだ自己や自我が固まってなく、
他人の影響を受けやすいと書きましたが、
だからこそ、20代で結婚すべきです。
 自己や自我を固めていく作業を、
夫婦の共同作業で行うことができるからです。
こうした夫婦の絆は強いものとなるでしょう。
 青春の卒業は、いや青年の卒業は、
夫婦の始まりであってほしいものです。

















































































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